自分の想いや考えを形にする”練習”の場「フレッシャーズ研修」

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当社新入社員は、月に1度、1年間「フレッシャーズ研修」を受講します。

学ぶ内容は、「ウェルビングループ社員としての在り方や考え方」。

研修担当は各部署から選抜された「フレッシャーズ研修プロジェクト」のメンバーが務めます。

どんな想いで研修を運営しているのか、研修担当にインタビューしました。

※インタビューは2022年2月に実施したものです。

プロフィール

R.K

2020年入社。カラオケ店でアルバイト。サービスフロント

(「経営やってみたいかも」単独インタビューはこちら)

「人間力を培う」がテーマ

フレッシャーズ研修では業務内容を覚えていくような研修とは違って、基本的には人間力を培っていくような内容をメインに企画しています。

研修内容は毎年少しずつ内容を変えて実施していますが、
・理念研修
・新規事業考案
この2つは毎年実施しています。
会社の「共通言語」になる考え方だったり、将来に向けて身につけてほしい考え方だからです。

フレッシャーズ研修は2020年からスタートしています。
私は第1期生に当たります。
同じく1期生の同期や先輩と研修プランを創り上げています。
自分が受講した研修を、今度は研修する側として参加しているのは感慨深いな、と思います。

初日は出来なくて当たり前。ワークやディスカッションでアウトプットの練習を

フレッシャーズ研修には3か条が存在します。
・正解を探すのではなく、他者との間の納得解を追求する
・行動に勝る学びなし、アウトプットを意識する
・全員がファシリテーター、積極的に発言する

フレッシャーズ研修は座学ではなくワークやディスカッションの機会をたくさん設けています。
座学だけであれば、学んで終わりという状況に陥りがちです。
せっかく学んだ知識であれば、それを活用できる様になることが大切です。
ですから、当社では研修中にアウトプットできる機会を損なわないように気をつけています。

相互理解の場であり、普段各店舗に散らばる同期が集まる機会にもなっています。

ただ、新社会人であれば、日頃からアウトプットに慣れている人の方が少ないと思います。
自身の考えをいきなりまとめて話すことに戸惑う社員もいます。

研修初日、「どうしていいか分からない」とワーク中ペンが全く進まない社員もいました。
同期に助けられ、励まされ、先輩に助言を貰いながら徐々に「アウトプットする」ことに慣れていきました。

3か月後に研修に現れたその社員は、4月当初と全く別人のように感じました。
現場でその社員と働く上司から「成長してるよ!」という言葉を聞いたときは、研修が実生活にも活きているんだ!と感じてとてもうれしかったです。

理念を体現するために

今年は、「当社の理念はなにか」を深く知ってもらうために400字程度のレポート課題を提出してもらいました。

大切なことは、理念やビジョンが実際の業務にどうつながっているのか理解すること。
そして、目の前のお客様に体現したサービスを提供できること。
こういった事を考えるきっかけとして理念研修を実施しています。

当社は採用の段階から「理念に共感してもらえるかどうか」を重視しているのもあってか、
新入社員の考え方が回を重ねるにつれブラッシュアップされている気がしています。

ウェルビングループの理念とビジョンを表現したイラスト。

年次は関係ない。ビジネスのプロとして考える力を身につけてほしい

理念研修の次は、社内で改善できることについてチームで話し合い、実際に取り組んでもらう研修を実施。

そして研修の最終課題として
「新規事業案の考案」を発表してもらいます。
事業、サービスなどテーマは自由です。

最終課題はかなりハードルの高い研修内容だと思います。

「この発表内容であれば、今の会話は論点がずれていないか?」
「自分たちは進捗としてどんな行動をしたの?」
研修には会長や経営陣も参加するので、中にはこういった厳しい意見がフィードバックとして返ってくるチームもあります。

難しいのを承知で、是非「ビジネスを自分事として考える」ことにチャレンジしてもらいたいと思い、企画しています。

「先輩がやってくれなかったから、本当は挑戦したかったけど諦めるしかないか、、、」
「まだ1年目だから、できなくても仕方ないかな、、、」
社会人1年目であれば、きっと最初にみなさんもそう感じる瞬間が出てくると思います。

しかし、当社には「まずやってみる」「任せるからできるようになる」という文化があります。
たとえ1年目であっても、物事に妥協せずにやり切る力を十分につけていってほしいと感じています。


そして、何事も自分事として捉える癖付けが出来れば、
お客様にも社員にも「〇〇さんだからやってほしい」と頼られる瞬間がきっとくるはずです。


「人として尊敬してもらえる方になる」。
その第1歩として、この研修に取り組んでもらいたい。
そう思っています。

「自分も社員も成長できる、ワクワクする研修を作りたいです」